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アメリカでインビザライン(Invisalign)を使った矯正を始めました。期間や費用などまとめて紹介!

アメリカに住んでいると歯並びの良い人が多いですよね。

私は昔は歯並びが良い方でしたが、親知らずが歯茎と水平に生えてきてしまったのでどんどん歯が内側に押されてきました。

anco

なんか、前歯が出てきてる…?

と自分でも薄々感じていましたが矯正が必要なほどでもないと思って見てみないふりをしていました。

しかし、専門家は見過ごさないようで、数年前から歯医者に行くと、”Your teeth are crowded”(歯並びがガタガタだね)と言われて矯正を勧められるようになりました。

その頃から少しづつ矯正に関して調べ始めて、この度インビザラインを付けることにしました。

大人になってからの矯正に興味がある方の役に立てればと思い、これからブログで経過を報告していこうと思います。

ちなみに、2021年3月22日現在、インビザライン利用開始5日目です。

インビザラインの宣伝ではないので、悪い部分もどんどん書いていきます。

目次

インビザライン(Invisalign)とは?

さて、ここまで読ん、インビザラインとは?と疑問に思っている人も多いかと思います。

インビザラインというのは、歯並びを矯正する透明のマウスピースのような器具です。

画像はお借りしました

1-2週間ごとに、少しずつ形を変えたアライナー(Aligner)と呼ばれる透明マウスピースを付け替えることで歯を矯正していきます。

ワイヤーを使った矯正の場合Orthodontist(矯正歯科医)でしか施術できないでしかできませんが、インビザラインは一般の歯科医でも施術できるように作られた矯正方法です。

私は20個のアライナーを付ける予定で、下の画像が、現在の歯並びと20番目のアライナー使用完了後の予想図です。

前から

上の歯

下の歯

横から

もちろん予想通りにいかない可能性もありますが、このように完了予定の状態が見れるとモチベーションが上がります。

インビザラインのデメリット

インビザラインが適さない方の時間を取りたくないので、まずはデメリットから紹介します。

  • 付けたままだと水以外の飲食ができない
  • 1日20-22時間付けないといけない

付けたままだと水以外の飲食ができない

これがインビザラインの一番の不便な点だと思います。

アライナー着用時の飲食は虫歯・歯周病の原因となったり破損に繋がるので厳禁です。
水のみが許されています。

もちろんアライナーを外せば飲食は問題なくできますが、付け直す前にアライナーの洗浄と歯磨きが必須です。

ワイヤー矯正の場合は、一定注意事項はありますが飲食が可能です。

私は運転中にガムを噛むことが多かったのですが、アライナーを付けているとそれができないので結構苦しいです。

コーヒーを1日に何杯も飲むような方にはインビザラインは合わないと思います。

1日20-22時間付けないといけない

インビザラインは着用が短くなると効果が減るため、1日最低20時間は着用する必要があります。

外食などで外した場合、レストランのお手洗いで歯磨きをして装着し直すか、急いで家に帰って付け直す必要があります。

その為、時間が長くなりがちな飲み会などが多い方にはインビザラインは向いていないと言えます。

ワイヤー矯正の場合は歯に固定されているので、着脱に関して考える必要がありません。

インビザラインのメリット・ワイヤー矯正との違い

続いてはワイヤー矯正と比較したインビザラインのメリットを紹介します。

  • 目立ちにくい
  • 取り外しが可能
  • 痛みが少ない
  • 通院が少ない
  • 比較的安価にできる(アメリカの場合)

目立ちにくい

インビザラインは透明なため、普通に話している限りでは目立ちません。

実際に、インビザラインを付けて帰った日は、私が言うまで子ども達は気づきませんでした。

もちろん全く見えないと言うわけではありませんが、ワイヤー矯正に比べると見えにくいのは確実です。

取り外しが可能

これはデメリットと表裏一体ですが、インビザラインは着脱が可能です。

良い点は、取り外せると歯磨きが簡単で、歯を健康的に保てるということです。

ワイヤー矯正は歯磨きが難しく磨き残しが起こりやすいので、虫歯や歯周病の原因になりますが、インビザラインは通常の方法で歯磨きが可能です。

痛みが少ない

これは、ワイヤー矯正をしたことがないので実体験としては比較できませんが、着用している状態での痛みは現在ほとんどありません。

ワイヤー矯正はワイヤーを締めて強い力で歯を動かすので痛みがあると言われいてます。

またブラケットという装置を歯に付けてそこのワイヤーを通しますが、そのブラケットが唇の裏側を傷つけやすいようです。

インビザラインは弱い力で少しづつ歯を動かすので、装着時に圧迫感はありますが痛みというほどのものはありません。
また、アライナーはプラスチックでつるつるしているので、装着時は痛みがありません。

ただ、あとで説明しますがアライナーの着脱時や食事中は痛むことがあります。

また、アライナーを取る際に爪をかけ易いように一部が出っ張っています。
その部分が唇の裏側に当たって痛みを感じる人もいるようです。

通院が少ない

インビザラインは2ヶ月に1度程の通院で可能です。

ワイヤー矯正は3-4週間に1度の通院が必要で、それに比べると少ない通院で済みます。

比較的安価にできる(アメリカの場合)

アメリカでは矯正が一般的なため、ワイヤー矯正、マウスピース矯正にかかわらず日本より安く矯正ができる傾向にあります。

また、矯正の費用をカバーする保険に入っている場合は一層安くなります。

インビザラインとワイヤー矯正の費用比較は、地域や歯科医院によって大幅に異なるので難しいです。

ただ、ワイヤー矯正はOrthodontist(矯正歯科医)でしか施術できない一方、インビザラインは一般の歯科医でも施術が可能なため、安い歯科医院を探しやすいと言えます。

私の施術費用は後ほど紹介します。

インビザライン開始まで(歯医者選び)

メリット・デメリットを検討した結果、インビザラインが私に合っていそうなので、まずはいくつかの歯科医院でカウンセリングを受けました。

ちなみに、インビザライン開始とは関係なく、私は親知らずの生え方に問題があった為3年ほど前に親知らずを4本とも抜いています。

コロナ禍の為、対面式のカウンセリングではなく、自分で歯の状態の写真を撮って歯医者に送り、それを元にオンラインでカウンセリングを行いました。

矯正歯科医A

インビザラインは一般の歯科医でも施術ができますが、矯正に特化した歯科医の方が技術的には上であるということをネットで読んだので、初めはOrthodontist(矯正歯科医)のカウンセリングを受けました。

私が送った写真を元に、オンラインでカウンセリングを行いました。

  • もう1-2本抜歯の必要があるかもしれない
  • 1年半-2年ほどかかる
  • 費用は$7500程(保険適用前)

それほど自分の口の中が狭いとは思えなかったので、さらに抜歯の必要があるというのは意外でした。

矯正歯科医B

2つ目のカウンセリングも矯正歯科医の元でオンラインで行いました。

  • 始めの7ヶ月は普通のワイヤー矯正、その後7ヶ月インビザライン矯正
  • 1年半ほどかかる
  • 費用は$8500(保険適用前)

完璧な仕上がりを求めるなら、ワイヤー矯正との併用が望ましいとのことでした。

一般歯科医C

私が歯のクリーニングなどで通っていた歯科医です。

この歯科医に数年前からインビザラインを勧められていました。

ただ、私が引っ越しをしたため若干遠くなってしまったことと、週一しかクリニックを開けていない為、最近は違う歯科医院に通っていました。

2人の矯正歯科医の元でカウンセリングをした後、想像していたよりも長期間で費用がかかることに驚きました。

というのも、歯科医Cにインビザラインを勧められた時は、半年ほどで施術が終わり、費用ももっと安かったと記憶していたからです。

なので、歯科医Cにもカウンセリングをお願いしました。

  • 抜歯は必要ないが歯と歯の間を1mmほど削る必要がある
  • 期間は8-10ヶ月程
  • 費用は$4200ほど(保険適用前)

インビザラインを検討し始めた時は技術の高い矯正歯科で行ってもらおうと考えていました。

ただ、インビザラインは一般歯科医でも矯正ができるように開発されたものなので、矯正歯科医でなくても一定の仕上がりにはなるという評判です。

もちろん100%の満足度を求めるなら矯正歯科医の元で行う方がいいと思いますが、私は歯科医Cに提示された完了予定画像で十分満足できそうなので、歯科医Cにお願いすることにしました。

インビザラインの費用

私はインビザラインを開始するにあたって、今までのデンタル保険から歯科矯正がカバーされるプランにアップグレードしました。

私だけでなく子どもも矯正が必要になる年頃になってきたからということもあります。

ちなみに、新しい保険プランは今までのものと比べて月額$70程高くなり、歯科矯正は$1500までカバーされます。

歯科医Cには$4700と提示されたので、保険適用後は$2700程度です。

インビザラインの期間

2週間ごとに20つのアライナーを使用する予定なので、合計40週=9ヶ月強です。

ただ、インビザラインは予定通り進まないことも多いようなので、1年を目安にすればいいかな、と考えています。

インビザライン装着までの流れ

  1. 歯科医師に歯の写真を送付(インビザラインの施術が可能かどうか確認)
  2. インビザラインで矯正可能な旨の連絡があり、大まかな期間と費用の提示がある
  3. 型取り(30分)
  4. 矯正完了予定画像の提示があり、期間と費用が提示される
  5. インビザライン受け取り、アタッチメント装着(30分)
  6. 5つ目のアライナー終了後に、歯の間を1mm弱程削る予定

型取り

最近はインビザラインの型取はスキャナーを使用して、苦しさもなく数分で終わるところもあるようですが、私は原始的(?)なシリコンでの型取りでした。

矯正の型ことを日本語で「印象」、英語では「impression」 と呼ぶようです。

型取りの際はずっと口を開け続けなければいけない上、シリコン剤で口がいっぱいになるので息が詰まりそうで結構大変でした。

また、型を取り外す時になかなか取れなかったため、一苦労でした。

心配な方は、こんな感じでどのような型取りを行うのかカウンセリング時に訊いてみるといいと思います。
“Do you use a scanner or dental impressions?”

アタッチメント装着

インビザラインのアライナーを装着する際に、アライナーがしっかり固定されるように歯の表面にアタッチメントをつけます。
(これは必須ではないようで、アタッチメントを取り付けない歯科医師もいるかもしれません)

アタッチメントは歯の詰め物に使われるレジンでできているので、色的にはあまり目立たないようになっています。

アタッチメントを取り付けるのは30分ほどで終わりました。

ただ、口を大きく開ける器具が大きく、先生が力をかける角度によって器具が歯茎に当たって痛くて涙目になりました。

これは歯科医院の設備や歯医者の腕によって変わると思います。

インビザラインの使用感は?

アライナーを付けた感じですが、違和感はあるけど徐々に慣れてきています。

今の所は痛みもありません。

ただ、家に帰って、食事前に初めてアライナーを外す時は思ったよりも苦戦しました。

アライナーがしっかりはまっているので、取るときに歯が抜けるんじゃないかというくらい強い力で取る必要があり、その時に、唇を引っ掻いてしまい若干出血。

その後、2回ほどで着脱には慣れました。

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それでも、アライナーをはめる時に唇の内側を挟んでしまうことがあって、地味に痛いです涙

食事中はアライナーを外すのですが、そうするとアタッチメントが直接唇の裏側にあたるので異物感がすごくあります。

また、変な食べ方をすると口の中を傷つけそうなので、ゆっくりそっと食べるようにしました。

正直言って、食事の時間の楽しみが今までより半減しました。

あと、寝るときもアライナーをつけるのですが、違和感があるので夜に何度か目覚めることがあります。

慣れるまでは眠りが浅くなりそうです。

まとめ

歯並びが良くなる方向に向かっているのは率直に言って嬉しいし、楽しみです。

ただ、気軽な気持ちで始めたため、アライナーを付けてから初めて、

「この生活が10ヶ月くらい続くのか。。。」

ということを真剣に考えました。

なんとなく、妊娠するのを楽しみにしていたけど、いざ妊娠したらちょっと怖じ気ずくという感覚に似ています。

とはいえもう後戻りはできないので、終わりに向けて我慢するのみです。

これから定期的にインビザラインの状況をブログで発信していこうと思うので、興味がある方は覗いてみてください。

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